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- スピーカーの能率(最重要・基本中の基本)-


スピーカーの能率


■能率の低いスピーカーは鈍感でボロいものしかありませんから、騙されてはなりません。

■80dB台の低能率の「ボロい」スピーカーなどに数十万円も支払っていてはなりません!

■高能率スピーカーはレンジが狭いなどというデタラメがあちこちに書き込まれています(要注意!)。


 

■スピーカーの能率(最重要・基本中の基本)

スピーカーの能率は、オーディオの最も重要な基本事項であって、まず最初に知るべきことです。スピーカーには、「能率」という表示がされています。それは、「dB」という単位で表示されています。

ごく普通の能率のスピーカーは、その能率は、90dBくらいでしょう。ヤマハのNS1000MやNS10Mあたりのスピーカーで、能率90dBです。

年齢50代以上の経験豊かなマニアのかたの大半は、スピーカーの能率につきましては、知っておられます。30代以下のかたのほどんどは、その逆で、何も知らないことが大半であることが分かりました。ごく初歩の基本すら知らないということは、非常に危険です。


■スピーカーの能率の計算方法(最重要)

能率が3dB違いますと、音量が、2倍違います。87dBの能率のスピーカーは、能率90dBの、NS1000Mに比べて、同じワット数を入れても半分の音量しか出ません。逆に、能率93dBのスピーカーは、同じワット数を入れても、能率90dBのYAMAHA NS1000Mあたりのスピーカーの、2倍の音量が出ます。

さて、ここから先が重要です。能率が6dB違っていますと、2×2=4倍違います。9dB違いますと、2×2×2=8倍の音量の差になります。

アルテック(Altec)A7、A5というような往年のプロ用スピーカーを例にします。世界中のコンサートホール、映画館用のスピーカーで、今も、あちこちのホールで使われているものです。アルテックA7、A5の能率は、105dBにも及びます。90dBと比較すると、15dBも違いますから、3dBが5回分です。能率90dBのスピーカーとの音量差は、32倍です。能率の計算は、2×2×2×2×2です。

32倍も音量が違うということは、能率90dBのスピーカー、YAMAHA NS1000Mで、100Wのアンプを使わなければ鳴らせなかった場所でも、能率105dBのスピーカーさえあれば、たったの3W程度で、同じ音量で鳴るということを意味します。

スピーカーの品質、能率は、時代とともに、どんどん落ちているかのようです。ひどいスピーカーですと、能率がたったの84dBしかない小さなスピーカーが、50万円や100万円近い値段であったりします。その84dBという能率と、105dBという能率で、再計算してみます。

2×2×2×2×2×2×2=128倍の音量差です。

能率84dBのスピーカーで普通に聞くのに、50Wのアンプが必要だとします。能率105dBのアルテック A7、A5というようなスピーカーには、たったの、0.4Wのアンプがあれば十分です。1Wもいらないです。

さて、この話には先があって、さらに面白くなります。1930年代頃のWE(ウェスタンエレクトリック)の38センチや46センチ口径などのフィールドスピーカーというような類のスピーカーの能率は、実に、115dBもあります。こればかりは、あまり知られていません。

115dBー84dB=31dBの能率差です。

2を10回かけた数字より上ですから、1024倍よりも上で、1200倍くらいでしょうか。仮に、3万ワット×2のステレオアンプがなければ、84dBのスピーカーでは、武道館でのコンサートは出来なかったとします。しかし、能率115dBのフィールドスピーカーを持ってくれば、たったの25W×2のステレオアンプで、つまり、クラウンD45で、武道館ですら鳴らせるということを意味しています。コンサートホールだから大きなアンプが必要なわけではなく、スピーカー次第、全くもって、スピーカーの能率次第です。

数字が大きすぎて分かりにくいかもしれません。能率84dBのスピーカーに100Wのアンプをあてがうとします。115dBのフィールドスピーカーに、0.083Wのアンプをあてがうのと、全く同じ音量です。0.1Wもいらないことになります。

このことを知っているか知らないかによって、アンプの選択は、根底から変わってしまうと思います。スピーカー次第で音量が簡単に100倍以上、場合によっては、1000倍以上も違ってしまうのですから、50Wのアンプか100Wのアンプかなどという選択など、まったく無意味であることは、誰にでも分かることです。

また、能率90dBのスピーカー、ヤマハのNS1000Mなどで10Wもあれば十分過ぎるほど十分な爆音が出ます。したがって家庭での使用に300Wや500Wなどのアンプなどは、全く不要であり、音も悪いので、使う意味があるとは思えません。

ただし、能率115dBというような、WE(ウェスタンエレクトリック)のフィールドスピーカーの本物は、あまりにも高性能過ぎて、非常に危険なものであるうえ、非常に高額です(誰が本物のF1マシンを運転できましょうか?)。絶対に近づかないでください。あまりにも鋭く敏感であるゆえ、セッティングできるはずがありません。この種のものを使い切るには、クラウンD45など、プロ用の中でも、小型の、超高性能アンプが、まず第一に必要ですが、それだけでうまくいくとは思えません。近づかないほうが無難です。

オーディオやスタジオモニターには、100dBくらいの超高性能ではあるが、危険というほどでもないという程度のスピーカー、100dBというのは、そのギリギリのラインですが、そのあたりこそが理想的でしょう。

ボロくて高額というようでは、お話にならないのです!!


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これより先は、「お客様の声」とします。
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Aさんのコメント: WE社の本当の技術力! 

Subject: WE社の技術力

プロケーブル様

先月・先々月に渡り、「88760」「ミュージシャンズ電源」「ベルデン8470」「マリ
ンコ電源ケーブルシアターモデル」「firewire400 20cm」「クラウンD-45」を順
次購入させて頂いたさいたま市の○○です。

貴社のサイト上にて度々紹介されている「ウエスタン・エレクトリック」という会社
がいかなるものか、非常に興味が出て来た為に調べてみましたら○○○○○○○で以下の様な
記述を
発見致しました。

「1929年ごろ、ウェスタン・エレクトリックは映画館の音響システムの製造も行って
いた。ウェスタン・エレクトリックの Universal Base は、サイレントの映写機しか
ない映画館で
トーキーを上映できるようにするシステムであった。また、映画館用広音域ホーンス
ピーカーも設計している。これは効率が高く、3ワットのアンプで映画館全体に音を
響かせることが
できた。
当時、高出力のオーディオ用真空管はほとんどなかったため、この開発は重
要だった。」

・・・ハッとしました。「3ワットのアンプで、映画館全体に音を響かせることがで
きた」

ウエスタン・エレクトリック社のスピーカーの能率がいかに高かったものか、心底思
い知らされました。また、それと共にプロケーブル様がおっしゃる「スピーカーの能
率の重要性」が
「基本中の基本」であるかも再認識致しました。「まったくもってスピーカーの能率
次第」・・・まさにおっしゃる通りです。

現状のオーディオメーカー各社のホームページにてどのスピーカーを調べても、せい
ぜい高くて能率は90dB程度にとどまっています。
それに対し、貴社のサイト上で見かける記述では「ウエスタン・エレクトリックのス
ピーカー能率は115dB」(アルテック?間違いでしたらすいません)音量差は500倍以
上です。

アンプの増幅デバイスが真空管からトランジスタへと変わり出力ワット数が飛躍的に
高まりました。本来それはそれとしてスピーカーの能率は下げるべきでは無かった所
を、
アンプの高出力化=アンプの高性能化という「勘違い」もしくは「メーカーにとって
の、都合の良い解釈」により、コストダウンの為スピーカーの能率は下げられてし
まったとしか考えられません。

結果、高額なだけの「ボロいゴミスピーカー」ばかりが溢れかえってしまっているの
が現代なのでしょうね。

「デジタルは音質劣化が無い」という文句と同等に、「アンプは出力が高ければ高い
ほど性能が良い」という様な文句もオーディオメーカー内では「邪教の念仏」として
はびこってしまっているのではないかと推測している次第です。

「アンプのワット数の違い=使用用途の違い」であり、アンプのクオリティの差では
無いという事をメーカー各社は再認識すべきではないかと考えます。

プロケーブル様から購入させて頂いたクラウンD-45、紛れもなく「大正解!!」でし
た。我が家では音量的にはボリュームを最小の位置から4目盛りで標準、日中に頑
張って6目盛りが
最大です。これ以上は隣近所から苦情が来そうです。(卓無し、オーディオインター
フェースからアンプへ直結です。)
出音の密度感は極上です。使用スピーカーは能率80dBの○○○○○○○ ○○○○○という機種
ですが(上記の様な能書きを垂れた後で恐縮です。)それでもこれまで使っていたアン
プとの違いがわかります。

耳に届く音量は能率の高い低い関係無く同じにする事は出来るかと思いますが、その
出音の「内容」はやはり能率が高い方が有利なのでしょうね。

○○○○○○○ ○○○○○はその形状により「定在波を発生させない」という点において非常
に気に入っており当面はこのスピーカーを使い続けると思いますが、「生音」を目指
すという前提にて
エレクトロボイスの「Force-i」の購入を今後の課題として取っておきたいと思いま
す。

また、今私が使用しているパソコン「○○○、○○○○○-○○○○」はデジタル部分の能
力は悪いものでは無さそうでありますが、冷却用ファンの騒音が尋常ではありませ
ん。
これでは音楽鑑賞には辛いものがありますゆえ将来的にはマックへの買い替えも課題
としておきたく思います。

何やら取りとめなく、長文となってしまいました。これにて失礼致します。


プロケーブル注:)素晴らしいコメントをいただきました。まさにこの通りです。90dBと115dB、この
数字はおそらく300倍くらいと思います。80と115ですと、もうとんでもない事になって、3000倍!
くらいの違いになります。

1Wのアンプと3000Wのアンプで同じ音量?? 

誰だって、「ふざけるな!!」

とまで言いたくなるような、そこまでの事でしょう。

しかし同時に他のページでも書かせていただいている通り、能率の高過ぎるスピーカーは扱うのが非常に
危険でデリケートです。
そこまで高くては普通は扱えませんので、多くとも100dB前後を限度にしたほう
が安全と感じています。
アルテックともなると100を完全に越えますので、すでに完全なる危険領域です。


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Aさん再登場!:

Subject: サイト掲載御礼

プロケーブル様

お世話になっております。さいたま市の○○です。

「ハイエンドオーディオレベルを再確認しました」のコーナーに引き続き、私のメールを
掲載して頂き、ありがとうございます。前回のメールはジョーク混じりの内容
でしたが(超高級料亭のみそ汁です 笑)今回は真面目な私の考察を含んだ内容の
メールでした。
私は現在30代でして、プロケーブル様から見たら「能率の重要性」についてまともに
知識を得る機会がなかった世代と言えると思います。

プロケーブル様のサイトで能率についての知識を得るまでは「能率なんて、ボリューム
を上げれば関係ないのでは?」と軽く見ていたものです。ただ、今となっては「能率
こそが、まずもってスピーカーの性能を推し量る最大の要素」
と考えを新たにした
次第です。

我々の世代は、自分で金銭を稼いで自分でオーディオ機材を買える様にになった頃
アンプの増幅デバイスは既にトランジスタ全盛。アンプの高出力化をいい事に民生
オーディオメーカーがスピーカーの性能を既に下げてしまった時代です。

私個人の見解としては真空管はごく一部のもの好き(失敬)な人向けの物くらいの
認識でした。

またアンプの出力は2ケタワットで当たり前、スピーカーの性能は再生可能な周波数
範囲で決まる、という価値基準でした。それらを高らかに謳っているオーディオ
メーカーのカタログしか見た事なければ、誰もが間違いなく同じ様な認識となって
しまう事は無理の無い事かと。これがまさしく、知識のない消費者へのメーカーによる
「洗脳」ですね。


プロケーブル様が推奨される「SR用スピーカー」ですが、以前お伝えした様に私は
かつてバンド活動を盛んに行っておりまして、ライブハウスなんかではその類の
スピーカーを良く目にしており、また、その出音も知っていたつもりでした。

「音楽を流していない時は常に「サー」という音がする、ノイズの多いスピーカー」と
捉えていました。

今にして思えば、スピーカーの個体差もあったかも知れませんが、この様なノイズは
「感度が高い故に、わずかな電気信号のノイズまでも耳に届くレベルにまで拡大して
いた」
という事なのでしょうね。もちろん、その他の機材のアナログケーブル・電源
ケーブルから伝わってくるノイズなど複合的要因の結果が「サー」音の原因と思われ
ますが。

だからこそ、オーディオにはまずもって「電源」「電源ケーブル」が大事という事である
と今では認識しております。電源類の重要性は「電気信号を忠実に再生する、性能
の高いスピーカー(言わば、スピーカーとしての本来あるべき役割を果たせる
スピーカー)」・・・高額なだけのオモチャではない「真のスピーカー」に対してこそ、
活きてくる事でありましょう。

能率の低いスピーカーでは「わずかな」電気信号のノイズを感知する事自体が夢の
また夢で至難の業=音声信号に対しても鈍感、なのですね。


鬼門コーナーを読み進めていった結果音楽再生の為の各パーツに課せられた
目的や役割、そしてその性能を推し量る為にスペック上のどの数字に注目すれば
良いのか、大変理解が深まりました。ありがとうございます。


プロケーブル注:)ミキサーの使い方を一つ間違えると、コンサートホールやライブハウス
など大音量で鳴らす場所では、このかたの言われるような「サーッ」というノイズが入りま
す。結局、SN比が悪い場合です。このかたの言われている要因もあるでしょうが、まずは、
SN比です。

これはミキサーの0dB管理を徹底して行う事により、かなり静かになります。

が、家庭ではそこまで大音量にしませんので、SN比が悪くとも気付かないケースが多いので
す。で、最良の音になっていないケースが発生します。ミキサーを購入されたかたは、まず
は説明書を読まれて、0dB管理、つまりミキサーに付いているメーターの使い方をしっかり
覚えられてください。


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プロの中のプロのレコーディングエンジニアが低能率スピーカーを斬る!

これは鬼門コーナー61番、マイクの使い方の最終回答(検証中に)登場してこられた熟練のレコーディングエンジニア、関井さんというかたから低能率スピーカーをモニターに使った際の現象などの実例を報告いただいたもので、61番コメント集に同じ文章が掲載してありますが、こちらのほうがふさわしいのではないかと、同一文章ではありますが、こちらにも掲載させていただきます。


3番さん、関井さん再登場!: 民生用低能率スピーカーをプロの中のプロが斬る!!

プロケーブル様
○○○のスピーカーはモニターには不適切です。
音の輪郭は出ていますが音楽の表現が薄い状態です。
理由は簡単で能率が88dbのスピーカーでは音楽の微妙
なニアンスは表現出来ておりません。

その具体的な例を書きます。
高能率のスピーカーでは例えばリバーブの消えて行く様子
が最後まで聞き取れますが、低能率のSPではあるレベル
まで小さく成るとストンと消えてしまいます。
そうとう大きな音で再生しなければ繊細で微妙な弱音
まで聴こえず、大きな音は部屋の影響も大きく、多くの
その他の問題が生じます。

○○○の持ち主は皆さん大きな音で聴いています。
決して悪い物ではありませんが、値段を考えると、全面的
に無条件に相談を受けた場合に推薦するとは限りません
個人的な意見としては私はモニターとして使用しません
ただニアフィールドモニターはあまり能率にこだわる必要
はありません、距離が近いので解像力が高ければ能率
が低くても上記の問題は生じません。
今回、貴殿に送ったCD「b-flat」高能率のSPと低能率
のSPでは聴こえ方が全く違います。
ぜひ同じ音量で聞き比べして下さい。
Moon Cold Studio 関井久夫



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Bさんのコメント: 能率88dBのスピーかーでは、本当にダメだった!


メールのタイトル:「能率の違い」これほどとは…。



こんにちは、○○です。

実は、小型スピーカーを「○○○○sch ○○-51?」に買い替えまして能率の違いに驚いているところです。

今までは88dbでしたが、今度は92db。
その差は4db。
音量の差もさることながら音の濃さが全然違う。

88dbでは「リバーブが消える。」と書いてあった記憶がありましたが、まさにそうですね。

ネットで見た「スピーかーの能率の差」という事で面白かったのが、低能率のスピーカーでは「さっきの音は無かった事にしておこう。」とありました。

つまり、その情報に音として反応出来ない。
低能率スピーカーはまさに鬼門ですね。

聞き比べると、全く面白くない。全然音楽じゃないです。ゴミというのがよくわかります。

スピーカーの能率が90dbを超えないとアンプの性能の比較は出来ないんじゃないでしょうか?

88dbという低い能率のスピーかーですと音が薄くて判別が難しい。92dbあると細かい音がよく出ます。
非常にリアルで、分解能力にアンプの限界すら感じます。

個人的には「○○○○sch ○○-51?」は良いスピーカーのように思えます。
と言うのも、慣らし(エージング)が2.3時間も鳴らせば十分だからです。とにかくウーファーが軽い。

とにかく、出てくる音が段違いで楽しいです。
これは非常に貴重な体験でした。

○○ ○○




プロケーブル注:)当店もスピーカーの性能差を分ける基準は、90dB以上か、未満か、というところで、ラインを引いています。そのあたりが、高性能とゴミとを分ける基準でしょう。

ただ、小型スピーかーのところで、当店が記述している通り、音楽というのは、ラジカセ的、AMラジオ的に楽しむということが、本当に貴重な体験として、貴重な趣味として、あるのです。むしろそのほうが良かったりもするくらいですので、分かっていたうえで、88dBのスピーかーを使われるには、それでいいでしょう。



 

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スピーカーの能率 スピーカーの能率は、スピーカーを選択する際の、最重要要素です。スピーカーの能率は基礎知識です。それだけは知っておかなくてはなりません。






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