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- スピーカーのインピーダンス-


■スピーカーのインピーダンス


スピーカーのインピーダンスは、Ω(オーム)という単位で表示されています。ずっと昔のスピーカーは、インピーダンス32Ω、ドイツのシーメンス(siemens)の古いフルレンジのフィールドスピーカーともなりますと、256Ωなどというものがあります。その後、インピーダンスは32Ωから24Ωになり、1950年代後半頃からでしょうか、16Ωになり、その後、1965年頃からは8Ωになりました。最近では、インピーダンス6Ω、4Ωというスピーカーも、みかけるようになっています。

スピーカーのインピーダンスは、スピーカーの能率ほどには重要ではないようにも思いますが、その違いは顕著で、歴然としたものです。インピーダンス4Ωのスピーカーで、5mの距離を引くには、16GAの太さのスピーカーケーブルでは、仮に限界だったとします。それ以下の太さでは、電気的に無理があったとします。インピーダンス8Ωのスピーカーで、同じ16GAのケーブルだったとしますと10mまで引けます。インピーダンス16Ωのスピーカーですと、20mまで引けます。限界が、伸びます。これは電気的にという意味であって、音的な意味ではありません。音はまた別問題で、ケーブルの長さ、太さの選択をしなくてはなりません。

上記のことをインピーダンス256Ωの siemens のフルレンジ・スピーカーにあてはめますと、16GAという細いケーブルで、160m先のスピーカーが簡単に鳴らせるということです。太いケーブルを使えば、数キロ先でも鳴らせるということです。インピーダンス256Ωなどというスピーカーが、何の為にあったのかまでは知りません。ドイツですから、ナチスの捕虜収容所あたりで、捕虜全員に命令を下すためにでも使われていたのでしょうか。少なくともコンサートホールでは、そんなものは、全く必要ありません。

さて、距離とインピーダンスの関係を、逆に考えますと、インピーダンス16Ωのスピーカーは、インピーダンス4Ωのスピーカーに比べて、同じ距離であれば、4分の1の太さのスピーカーケーブルで、十分信号を転送できるということです。16GAの4分の1の太さ、これはまさしくタコ糸みたいに細いケーブルです。それでも電気的に十分です。音はまた別の問題です。

なお、低いインピーダンスのスピーカーを使う場合には、アンプのダンピングファクター(駆動力)が下がります。これにつきましては、アンプのダンピングファクターの項目を参照されてください。


■結論


■スピーカーのインピーダンスが低すぎると、ケーブルやアンプに負担をかけ、ケーブルの選択に自由がなくなります。


それでは使いにくいですから、インピーダンス8Ωのスピーカーも現行品にある以上、8Ωのものを選択されたほうが良いと思います。なお、インピーダンスの高いスピーカーのほうが、製作側のコストは、ある程度余分にかかります。

したがって、間違っても2Ωや1Ωしか無いインピーダンスのスピーカーなどというものは購入してはなりません。最悪、せっかくの優秀なアンプを壊してしまうだけの結果になりますし、そうでなくとも、ダンピングファクター、つまり駆動力が得られません。インピーダンスが2Ωの、たとえば38センチのスーパーウーファーを余裕で駆動出来るアンプなど、地上にほとんど無いのです。

「スピーカーのインピーダンスが1Ω以下に下がっても鳴らせるほどのアンプ」というような表記を、過去に数回みかけたことがあります。これは全くもって無意味なことであって、またしても人を惑わすだけです。鳴らせるというだけで、駆動力は大幅に不足しているのでしょうし、さらには、そんなものは全く不要ですので、実験室での実験にとどめ、市販しないで欲しいものです。

インピーダンスが1Ω以下に下がるようなスピーカーは、ダメなスピーカーなのですから、ダメなスピーカーのためのアンプなど、早い話がダメなアンプです。とことん良い、世界を代表するほどのスピーカー(インピーダンスが最低でも8Ω以上、理想を言えば16Ω)を、最も良く鳴らせるアンプこそが最高のアンプです。ダメなものに合わせず、良いもの(理想的なインピーダンスを備えたスピーカー)に合わせなくては、話になりません。

簡単なことなのですが、格好をつけた言い回しだけで、人を惑わす「悪魔の言葉」と化してしまうのですから、宣伝文句とは、これ、おそろしいものです。



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スピーカーのインピーダンス スピーカーのインピーダンスは、スピーカーを選択する際の最重要要素です。スピーカーのインピーダンスは基礎知識です。4Ωか8Ωか16Ωかです。



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